皆さんこんにちは!
よく目にする【NYオプションカット】
重要なことは分かっているんだけど何が重要でどういう意味なのか分からない!!
僕も初心者の頃、何となく知った気でいました。
しかし、ちゃんと理解していないと後々うまくいかないことが増えます。
今回はこの『オプションカット』を正しく理解して事前にマーケットの状況を把握できるようにしていきましょう!
NYオプションカットとは?
NYオプションカットとは、NY市場の通貨のオプションカットオフタイム【権利行使日のための最終的な締め切り時間】のことです。
NYオプションカットの時間(カットオフタイム)
夏時間 ➡︎ 日本時間23:00
冬時間 ➡︎ 日本時間24:00
ちなみに夏時間は3月第2日曜日〜、冬時間は11月第1日曜日~です!
FXサイトやニュース、twitterなどで【110.30円OP10日NYカット、110.000円OP15日NYカット】などと書かれているのを見たことがあると思います。
これがNYオプションカットです!
いまいちよくわからないですよね笑
もっと詳しく説明していきますね☺
そもそもオプションとは?
オプションとはオプション取引の事で権利を売買できる金融商品のことです。
取引の種類は色々ありますが今回はFXにおいての『通貨オプション』について話をしていきます
具体的にどんな取引なのか?
コールオプションとプットオプション
オプションにも『買い』と『売り』が存在します。
そこで、買う権利を『コールオプション』 売る権利を『プットオプション』と呼びます。
権利の売買というとややこしいですが分かり易く例をあげて紹介していきますね!
管理人がドルが上昇すると考え、コールオプションを100.000円(権利行使価格)で購入しました。
期日に(権利行使日)USD/JPYの価格が100.000円に達しない時はオプションは利益を出さずに満了し、損失は手数料だけになります。
逆に、USD/JPYが価格が113.000に上昇した時は管理人は権利を行使して市場価格を下回る100.000円で通貨を買うことができます。
100.000で通貨を買い現行価格の113.000で売れば3円幅の利益になります。
時計で例えたらこれからプレ値(プレミアム値段)がつくであろう時計を定価で買う権利を買っておいて
見事にプレ値がついたらその権利で購入し、転売する。
プレ値がつかなかったらその権利代だけ損する。といった感じですね!
権利を買うまたは売る話なのでその権利を破棄するか使うのかは自由になります。
ただ、売り手側は買い手が権利を行使した際はそれに応じる義務がが生じます。
レートはオプション価格に引き付けられる
なぜ引き付けられるのか??
僕は初心者の頃、何となく理解したつもりでいましたが、レートはオプション価格に引き付けられる理由は絶対に知っておいた方がいいです。
引き寄せられる理由はトレーダーが損失を限定しながら利益を上げるためです
ですが実はここには大きな力が動いているのです。
※先程コール(買い)で例を挙げたのでプット(売り)のほうで説明しますね!
100.00円でドルを売れるプットを持っていた場合、権利行使日にレートが100.00以上なら権利を放棄します。なぜなら、その売る権利を使うよりそのレートで売った方がいいからです。
逆に95.00円まで下がったとしましょう。その場合権利を行使し、100.00円でドルを売り、現行価格の95.00円で買い戻せば5円幅の利益が取れます。
そしてプットを持っている場合、そのトレーダーは基本ロングでトレードします。
なぜなら逆行してもプットオプションを持っているので安心して取引ができます。
そしてロングでコツコツ積み重ねていきます。
そうなったとき、オプションがある場所から離れていればいるほど、ロングでのトレードがしやすくなりオプション価格の方へとレートが引き寄せられるということになります。
ドル円のオプションは1本1億円(100万通貨単位)です
FXは多数決ゲーム(ゼロサム)です。
個人投資家ではチャートを動かすような力を持っている人はほぼいません。
ですので先程の大きな力というのがマーケットメーカーである大口の投機筋になります。
その流れに乗ることがとても大切になってきます。
NYオプションカットの情報はどこ?
僕はいつもDMM.com証券で確認しています。
まとめ
NYオプションカットはポイントを押さえれば相場の流れをつかむ大切なヒントが隠れています。
相場と戦う為の大事な武器にもなります。
相場で生き残るためにはシナリオをたて理解したうえでトレードに挑んでいきましょう!